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【小説のテーマ】物語に深みを持たせるテーマの決め方と書き方

小説のテーマ

(※この記事は2021年6月24日に更新されました)

「書いたストーリーが日記みたいになってしまう……」

この記事は、そんな方に向けて書かれています。

こんにちは、ちゃちゃまるです。

小説を読んでいると、たまに意味のない会話に出くわすことがあります。
何かの伏線かな? と思っても、それは一生回収されることはありません。

わかっているとは思いますが、小説は日記ではありません。
一から十まで、読者を喜ばせるためにあります。
無駄な文章は避ける必要があります。

しかし、それでも内容が薄くなってしまう場合は、物語のテーマが薄いからかもしれません。

今回は、物語に深みを持たせるテーマの決め方、書き方について、
紹介していこうと思います。

テーマとは?

テーマとは一言で言うと、「読者に伝えたい道徳的なメッセージ」のことです。

自分がみんなに伝えたいもの、例えば、自分が大切にしているものや、自分が信じている世界の真実をテーマと言います。

過去に男女の友情で苦労した経験があれば、それがテーマです。
人としての生き方で苦労した経験があれば、それがテーマです。

テーマとは、物語の根底に流れる川のようなものです。
表面には現れませんが、大黒柱のように物語を最初から最後まで支え続けるのです。

特段、なくても小説として成立しますが、心に残る作品にはなりえません。

娯楽一辺倒の物語として描くのなら良いのですが、感動を与えるためには、テーマは必須となるでしょう。

小説は説教でなく、エンターテイメントであるべきだと言われますが、世界で愛されている小説は、道徳的なメッセージをはっきり伝えるものです。

人として、何が善で、何が悪か。

私たちは、娯楽として小説を楽しむだけでなく、そこから学びを得て、成長して、視野を広げたいと思っています。

それを満たしてやれるのは、世界の真実を深く追及したストーリーだけだということです。

テーマの決め方

テーマは、具体的には「愛情」「善と悪」「復讐」などの深みを持ったものを指します。
もっと具体的に、人の愛し方であったり、他者との付き合い方であったり、困難の乗り越え方であったりします。

では、テーマはどうやって決めればいいのでしょう?
決め方には、大きく2パターンあります。

  1. 今まで大切にしてきたものから決める方法
  2. 描きたいキャラクターから決める方法

それぞれ説明していきましょう。

今まで大切にしてきたものから決める方法

哲学ですが、あなたが今まで生きてきた中で大事にしているものは何でしょう?

家族、恋人、友達などの人、金やモノ、努力や好奇心などの座右の銘でもいいと思います。

その中で、周りから認めてもらえなかったものはありますか?

世の中的に反発されているものを、大事にしていますか。

例えば、本当はこれがしたかったのに、誰かに止められたり。
逆に、これはしたくなかったのに、誰かにやらされたり。

もし、少しでも心当たりがあるなら、それがテーマです。

「ロミオとジュリエット」が典型例で、「家系」が大事とされている世界で惹かれ合う二人から、「愛情」が大事だというテーマを感じます。

A対Bがあって、自分が信じているAとその他大勢が信じるBの力が均衡であればあるほど、強く深いテーマが生まれ、ドラマチックになります。

この方法のメリットは、決まったテーマを伝えるために人物やストーリーの構成が決まるということです。

伝えたいことがあるので一貫としてブレがなく、整った物語を作ることができるのです。

理想的なキャラクターから決める方法

先ほどは、自分の人生を中心に考えてみましたが、先にキャラクターの人生から考えるというのもアリです。

例えば、あなたの考える理想的な主人公とはなんでしょう?

どういう話し方で、どういう性格で、どういう服装で……と考えていくと、なぜそのような性格になったのか、なぜそれを好み、嫌うのかという、主人公の過去や価値観を考えることができます。

その価値観が物語のテーマとなります。

「理想的」な主人公がポイントで、これは物語を作るときにも活かせます。

だいたいの物語は、主人公がテーマの真理に欠けているところから始まります(ラノベには、最初から最強の主人公もいますが、それでも精神的に欠けているパターンが多いです)。

つまり、最初に理想的なキャラクターを作っておいて、物語の序盤は理想的からかけ離れた状態(真逆がわかりやすい)にすれば良いわけです。

結果的にこの方法は、理想的なキャラクターを決めることで物語のテーマも決まり、その書き出しも決まるという、一石二鳥な方法なのです。

テーマの書き方

テーマが決まったら、それを物語の中でうまく表現しなければなりません。
表現の仕方は、作者によって様々で、一概にこれとは言えません。

しかし、共通して大事なのは「テーマを説明してはいけない」ということです。

小説作家や脚本家の格言に「語るな、見せろ」というものがあります。

例えば、「純愛」をテーマにした物語で、ヒロインが主人公に
「私、純愛が好き」
と言ったら、どうでしょう?

しらけよりむしろ、悪女に見えてきます。

つまり、「純愛」がテーマなら、その言葉を使わずに「純愛」の切なさを伝えよということです。

主人公に親身に尽くすヒロインの具体的な行動を見て、私たちは「純愛」を感じ取るのです。

まとめ

いかがだったでしょう?

心に刺さるテーマを考えること、それを表現することは難しいですが、
物語を薄っぺらいままで終わらせないようにがんばってみましょう。

この記事があなたの創作の一助になれば幸いです。

では、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

作品を見終えた読者の心に残るのが、テーマ。

読者に少しでも、作品について誰かと話したいと思わせよう。

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ちゃちゃまる
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