感動させたい

【究極の文章術】「沈黙のWebライティング」から学ぶ!人の心を動かす3つの手法!

沈黙のWebライティング

(※この記事は2021年5月19日に投稿されました)

「感動的な小説書きたいのに、全然感動できへんねん!」
「いろんな文章術の本見てきたけど、なんかいまいちやなあ……」

この記事は、そんな方へ向けて書いています。

こんにちは!
ちゃちゃまると申します。

文章力

この言葉を聞いて、頭が痛くなる人も多いかと思います(私もです……)。

この記事を見ていただくと、

感情を動かすコンテンツとは何なのかわかる。
小説に限らず、文章力が鍛えられる。

ようになります。

そして、今回参考にさせていただいたのは「沈黙のWebライティング」シリーズです。

「沈黙のWebライティング」シリーズはAmazonのe-コマースカテゴリで1位をとる人気書籍(2021年5月現在)で、
主にSEO対策(検索エンジン最適化:WebページをGoogle検索の上位に表示する施策)の解説書になっています。

「いや、小説関係ないやないかぁああい!」

大丈夫です(そんなに怒らなくても……)。
確かに、「ブログってどう書けばいいんだあっ!」と思って読み始めた本ですが、
文章の質についても論理的(心理学的)に説明してあって、
小説につながるところもあるのです。

利便を求めるWebページと、感動や爽快を求める小説。
目的の違いはあれど、共通するところがたくさんあります。
一緒に学んでいきましょう!

人の心を動かす3つの手法!

まず結論です。
人の心を、感情を動かすための手法は3つあります。

  1. 研究を利用する
  2. 人の感情を理解する
  3. 文章の分析を行う

それぞれについて、解説していきましょう!

沈黙のWebライティングシリーズ

解説の前に、紹介する書籍について少しお話しします。
購入される方は参考にしてみてください。

沈黙のWebライティングシリーズには2種類あります。

  • Webマーケッター ボーンの逆襲
    Web集客に特化しています。
    シリーズものとしてはこちらが先。
  • Webマーケッター ボーンの激闘
    SEO対策に特化しています。
    こちらが続編。

「逆襲」と「激闘」があります。
「逆襲」が後なんじゃないの?
と思いますが、逆襲が先です。

沈黙のWebライティングシリーズの一番特徴的なところは、マンガ風のストーリーであることです。

会話形式で説明されていて、内容がすっと頭に入ってきます。

「あの説明は、たしかあの場面だったなあ」
と、思い出しやすくなります。

ストーリーの中身は読んでからのお楽しみということで、今回は小説の書き方、文章術に関するところだけをまとめてみます。

研究を利用する

感動する小説を書くのに、論理は関係ないだろ。

そう考えている人は多いでしょう。
しかし、それは間違っています。

エンタメのプロは、
「どうすれば、お客さんにもっと喜んでもらえるのだろう?」
を常に考えています。
自分ファーストでなく、他人ファーストなのです。

つまり、エンタメのプロがみんなの感情を理解しようとして、なんとか再現性のある形にまとめたものが論理、つまり研究なのです。
これを使わない手はありませんね。

それでは、感情にまつわる研究を4つ紹介します。

  1. マズローの欲求5段階説
    → 根源の欲求を満たしてあげる。
  2. カクテルパーティー効果
    → 感情表現を入れて、共感ポイントを多く入れる。
  3. 選択のパラドックス
    → 伝えたい面白さは単純明快に。
  4. ファスト&スロー
    → 直観的に美しい文章と、論理的に美しい文章を心がける。

マズローの欲求5段階説:根源の欲求を満たしてあげる。

マズローの欲求5段階説とは、アメリカの心理学者「アブラハム・マズロー」が理論化した人間の根源的な欲求について説明したものです。

人間の欲求は5段階に分けられるそうです。

マズローの欲求5段階説
  1. 生理的欲求:生命を維持する欲求。食欲、睡眠欲、排泄欲など。
  2. 安全の欲求:安全に生きるためのよい健康状態や経済的安定を求める欲求。
  3. 所属と愛の欲求:「社会やコミュニティの一員である」と感じたい欲求。
  4. 承認欲求(自己顕示欲):「自分の存在を知ってもらいたい」「価値ある存在として認められたい」という欲求。
  5. 自己実現の欲求:自分が本当に表現したいものを表現して、あるべき姿を手に入れたいという欲求。

なるほど、言われてみれば、どれも身に覚えがある気がする……。
これが人間本来の欲求なのです。

これを小説に応用するならば、2パターン考えられます。

  1. 主人公になりきっている読者の欲求を満たしてあげる
    例えば、主人公に「すごい!」「えらい!」と褒めることで、
    読者の承認欲求を満してあげることができます。
  2. 登場人物の欲求をあらわにして、読者の共感を呼び起こす
    例えば「NARUTO-ナルト-」でいうと、
    周りから認められないナルトを描くことで、
    読者の「所属の愛の欲求」をくすぐり、共感を生むのです。

読者の5段階の欲求をうまく満たしてあげましょう!

カクテルパーティー効果:感情表現を入れて、共感ポイントを多く入れる。

カクテルパーティー効果とは、

お酒の席でたくさんの人が雑談している中でも、自分に必要な事柄や興味のある話だけが自然と耳に入ってくる現象のことです。

これを小説に応用すると、

感情表現や共感するポイントをわかりやすく配置して、「自分ごと」にする。

ということになります。

例えば、主人公の怒りを大胆に表現したり、逆に悲しいときは思い切り泣かせたり  

わかりやすければ、わかりやすいほど、自分ごととして認識されやすいということです。

選択のパラドックス:伝えたい面白さは単純明快に。

選択のパラドックスとは、

選択がしたくて情報を得ようとするが、情報が多すぎると選択ができなくなる。

という逆説です。

コロンビア大学ビジネススクールの教授「シーナ・アイエンガー」教授が書籍『選択の科学』で説いた言葉です。

有名なジャムの実験があります。

6種類のジャムと24種類のジャム、それぞれを並べたテーブルを置いて、試食と販売を行うとどうなるか? という実験です。

結果は、試食した人の数はどちらも変わらなかったものの、その中で購入した人の数は6種類のジャムのほうが多かったそうです。

情報は多ければいいってものじゃなさそうですね。

つまり、物語に複雑な設定は無用ということです。

小説やマンガの冒頭で、世界観の説明を長々としてもつまらない。
シンプルに、わかりやすく。

「海賊王に、オレはなる!」

これだけでいい。
複雑な設定はおいおい小出しにすればいいのです。

ファスト&スロー:直観的に美しい文章と、論理的に美しい文章を心がける。

行動経済学という新しい学問でノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カールマン氏が書いた『ファスト&スロー』によると、

私たちの脳には「システム1」「システム2」と呼ばれる思考があり、情報はこの順に処理される。

といいます。

システム1とは直観的な思考のことで、第一印象などの見た目の思考。
システム2とは論理的な思考のことで、数字などの計算や物事の判断をする思考。

大事なのは、
中身が良ければそれでいい、というワケじゃない!
ということです。

文章の読みやすさ、見やすさ、も大事なポイントです。

例えば、

  • 改行や行間に気を配っているか?
  • 漢字が多すぎたり、逆にひらがなが多すぎたりしていないか?
  • 「この」「その」「あの」などのこそあど言葉が多すぎたりしていないか?
  • 「頭痛が痛い」みたいな重複した表現や、足りない言葉はないか?

などを注意してみましょう。

そして、その後に論理的な文章が大事になってきます。

  • 説明に飛躍がないか? 急に専門用語が出てきたりしていないか?
  • 設定は終始一貫しているか? キャラの口調が急に変わるなどはないか?(あるあるです)

直感と論理、この二つの両立を目指していきましょう!

人の感情を理解する

一般的に人の心を動かすには共感が必要になります。
(共感については、過去の記事でも説明していますので参考にしてください。)

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その共感を生むには、プラスの感情とマイナスの感情を理解しなければなりません。
人には大きく6つの感情があるようです。

人に備わる6つの感情
  1. 喜び:プラス
    笑い、感動、爽快など
  2. 悲しみ:マイナス
    失望、辛さ、後悔など
  3. 怒り:マイナス
    文句を言う、叱るなど
  4. 恐怖:マイナス
    心配、恐ろしさ、不気味さなど
  5. 嫌悪:マイナス
    憎む、嫉妬、飽きなど
  6. 驚き:その他
    感心、ショック、呆れなど

人間はマイナスの感情を避け、プラスの感情に得るように行動します。
それはそうですね。

しかし、光に闇が必要なように、プラスの感情にはマイナスの感情が必要なのです。
最初から最後までプラス感情の主人公はつまらないのです。

ラノベは最初に大きな挫折をして、そこから飛躍していくストーリーが多いです。

共感を生むためにはプラス感情とマイナス感情を深く理解し、使い分ける必要があるのです。

また小説外の話ですが、自分が書いた小説を広めようと思った場合、広める人の感情を理解しなければなりません。

具体的には、
小説をシェアする人とその周りの人との間にどんな会話を生み出したいか?
を考えることです。

「主人公が、とにかくかっこいい! 爽快感バツグン!」
「このストーリー見て! 絶対泣けるから!」
「私、推しメンこの子! あなたはどう?」

こういう会話が生まれるところを想像して(ひとりニヤニヤして)、実現させていきましょう!

文章の分析を行う

どのようなコンテンツが心に響くのか?
この文章は果たして読者のことを考えているか?

人の心を動かすために文章の分析はかかせません。
感動的な文章は周囲を見て内省して、徐々に作り上げるものです。

文章の分析について、2つご紹介します

  1. マインドマップを描く
  2. TOP10のコンテンツを調べる

マインドマップを描く

マインドマップとは、さまざまな情報や思考を一枚の地図のようにまとめたもので、
物事を整理するときによく使われます

中央に分析したいことのお題を書いて、その周りに連想ゲームのように付け足していく。
普段の思考と違って残すことができるので、過去にさかのぼって修正したり、加えたりすることができます。

小説の構成を考えたり、人気小説の分析にうまく使えば、新しい突破口が見えるかもしれません。

TOP10のコンテンツを調べる

小説に限らず、何かで結果を出すには、すでに結果を出している人を調べて真似するのがベストです。

「真似するのは卑怯やぞ!」

確かに気持ちはわかります。
しかし、

あなたは専門家が今の今まで必死に考えて、築き上げた結果に一から勝てると思いますか?

私はそう思いません。

それに、一から十までパクる必要はありません。
というか、ダメです。

大事なのは、プロたちの共通点を知ることです。

「この人たちはこの表現が面白いな! 取り入れてみよう」
「泣けるストーリーの典型パターンはこうなるな! もっと調べてみよう」

プロたちの面白いところ、感動したところの共通点を寄せ集めれば、それはもはやパクリではありません。
立派な個性なのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

Webコンテンツも、小説も、読者の気持ちを考えると言う点で共通していましたね。

自分が書きたいものを書く気持ちも大事ですが、周りの気持ちも大事にしていきましょう!

また、沈黙のWebライティングはストーリーも魅力的なので、ぜひご一読ください!

人の心を動かす3つの手法。みんなに読んでもらう文章は自分勝手ではいけない!

  1. 研究を利用する
  2. 人の感情を理解する
  3. 文章の分析を行う
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